こんにちは。つだぬまミュージックスクールの中島薫です。
私とリトミックの出会いはさかのぼること、幼稚園。
授業の一環で「リトミック」がありました。
「なんだか楽しかった」というのが当時の印象で、(さすがに)何をしていたかまでは覚えていませんがいつもリトミックの時間をとても楽しみにしていた記憶があります。
なので、リトミックは子ども向けのもの、という印象でした。
時は過ぎて高校生。
音大の付属高校だったので、普段から「合唱」や「ソルフェージュ」の授業がありました。
そこで「リトミック」に再会します。
黒のバレエシューズを履いて、音に合わせて体を動かす。
当時はメヌエットを踊っていたことを強く覚えています。
そのときもまだ、リトミックはもともと音大生に向けて作られたカリキュラムだということを知りませんでした。
幼いころに感じたリトミックの楽しさ、ではない、学びの側面にぶつかった思い出があります。
とっても「授業」でした。
私の知っているリトミックではなかったです。
そして。
紆余曲折を経て(?)、結婚と出産に至るわけですが。
とてもおもしろい出会いをきっかけに、音楽活動を再開することになります。
音楽をもっと身近に感じてほしい、もっとたくさんお子さんに音楽に触れてほしい。
そんな思いからママアーティストとしてコンサート活動を始めました。
クラシック、ポップス、手遊び歌。
様々なジャンルの曲を披露しました。
もう一歩、教育としての音楽に踏み込んでお子さんの成長を助けたい。
そこでリトミックを独学で学び始めました。
子育てサークルでのイベントや、近所のお子さんたちとリトミックをしていく中、
まだまだ学び足りない!と門を叩いたのが英語リトミックです。
友人の影響で学び始めましたが、学べば学ぶほど、リトミックの奥の深さを感じます。
お子さんたちもさらっとやっていることが多いのですが、実はあれがああでこうなっているから・・・なんてことも起きているのです。
もうひとつ。
リトミック講師ですが、私の子どもはリトミックに通っていません。
残念なことに「通えなかった」というのが正しいです。
周りになかったのです。
近所に通いやすいリトミック教室がありませんでした。
音楽が好きですし、音楽に触れさせたいという思いがありましたが当時本当に周囲にない環境でした。
今は転居してしまい、地域は違いますが、同じ思いの親御さんの力になれればと教室を開催しています。
(余談ですが、その後私のリトミックに子どもたちを参加させたところ、「こんなに楽しいものになんでいつも参加できないんだ!」と憤慨していました。いや、幼稚園あるでしょ。)
これが私とリトミックのこれまでです。
レッスンで履いているバレエシューズは高校時代の授業の影響を大きく受けています。
これまでの積み重ね、音楽も人生も。
そんな象徴です。